自作パソコンは本当に安い?BTOと比較しながらコスパのいい選び方を解説

自作パソコンは本当に安い?BTOと比較しながらコスパのいい選び方を解説

パソコンを安く手に入れたい方にとって、「自作パソコン」は魅力的な選択肢です。安いだけでなく、用途に合わせたカスタマイズができ、コストパフォーマンスにも優れています。しかし、「BTOと自作の違い」や「自作PCの問題点」に悩む方も多いでしょう。

本記事では、自作PCの最低限の構成や必要な予算、耐久性、デメリットを解説し、初心者が失敗しないポイントを紹介します。さらに、ゲーミングPCを自作する際の注意点や、コストを抑える方法、お得なパーツ購入先についても詳しく解説します。

自作パソコンが本当に安いのか、初心者でも挑戦できるのかを検証し、最適な選択ができるようサポートします。ぜひ最後までお読みください。

記事のポイント
  1. 自作パソコンが安く作れる理由とコストを抑える方法
  2. 必要なパーツと最低限の構成についての基本知識
  3. BTOとの違いやメリット・デメリットの比較
  4. 自作パソコンの寿命やアップグレードのしやすさ
目次

自作パソコンは本当に安いのか?コスパ重視で組むポイント

自作パソコンは本当に安いのか?コスパ重視で組むポイント
PCとガジェットのある生活・イメージ
  • なぜ自作PCを作るのか?メリットと魅力
  • 最低限の構成は?パソコンに必要なパーツを解説
  • 自作PCを作るのに必要な予算は?コストを抑える方法
  • 自作PCは何年くらい使える?寿命と耐久性
  • 自作PCの問題点は何?デメリットも確認

なぜ自作PCを作るのか?メリットと魅力

なぜ自作PCを作るのか?メリットと魅力
PCとガジェットのある生活・イメージ
  • 「自由度の高さ」と「コストパフォーマンスの良さ」
  • 将来的なアップグレードが容易
  • PCの構造や仕組みを理解できる
「自由度の高さ」と「コストパフォーマンスの良さ」
「自由度の高さ」と「コストパフォーマンスの良さ」

自作PCを選ぶ理由はさまざまですが、最大の魅力は「自由度の高さ」「コストパフォーマンスの良さ」にあります。

メーカー製のパソコンやBTOパソコンと比較して、自分の用途に合ったパーツを選べるため、無駄なコストを削減しつつ、性能を最大限に引き出せるのが特徴です。

例えば、ゲーミングPCを作る場合、高性能なグラフィックボードや冷却システムを重視することができます。

一方で、オフィスワーク向けのPCであれば、グラフィック性能を抑えてストレージやメモリにコストを回せるため、無駄なく予算を振り分けることが可能です。

このように、自作PCなら目的に応じた最適な構成を選べるため、パフォーマンスとコストのバランスを取りやすくなります。

将来的なアップグレードが容易

また、自作PCのもう一つの大きなメリットは、将来的なアップグレードが容易である点です。

メーカー製のパソコンは、専用の規格やパーツが使われていることが多く、拡張性が制限されがちです。

しかし、自作PCなら標準的なパーツを使用するため、必要に応じてメモリやストレージを増設したり、最新のグラフィックボードに交換したりすることが簡単にできます。

これにより、一度組んだPCを長く使い続けることができ、結果的にコストを抑えることにもつながります。

将来的なアップグレードが容易
PCの構造や仕組みを理解できる
PCの構造や仕組みを理解できる

加えて、PCの構造や仕組みを理解できるのも、自作PCの魅力の一つです。

自分で組み立てることで、トラブルが発生した際の原因特定や対処がしやすくなります。

メーカー製のPCでは、修理に出すしかないような問題でも、自作PCなら自分でパーツを交換することで解決できる場合が多いです。

そのため、PCに詳しくなりたい人や、メンテナンスを自分で行いたい人にも、自作PCは非常におすすめです。

最低限の構成は?パソコンに必要なパーツを解説

最低限の構成は?パソコンに必要なパーツを解説
PCとガジェットのある生活・イメージ

自作PCを作るには、いくつかの必須パーツが必要です。最低限の構成を押さえておけば、用途に応じたPCを組み立てる際にもスムーズにパーツを選べるようになります。

CPU(プロセッサ)
CPU(プロセッサ)

まず、PCの「頭脳」となる CPU(プロセッサ) は、全体の処理速度を決める重要なパーツです。

用途に応じて選ぶことが重要で、オフィス用途ならエントリーモデル、動画編集やゲーミングならハイエンドモデルが推奨されます。

マザーボード
マザーボード

次に、マザーボード はPCの基盤となるパーツで、CPUやメモリ、ストレージなどを接続する役割を持っています。

マザーボードを選ぶ際は、対応するCPUのソケットや拡張スロットの有無を確認することが重要です。

メモリ(RAM)
メモリ(RAM)

メモリ(RAM) もPCの動作速度に大きく関わります。

最低でも8GB、快適に使いたいなら16GB以上を選ぶとよいでしょう。特に動画編集やゲーム用途では、32GB以上のメモリが推奨されることもあります。

ストレージ
ストレージ

また、ストレージ には、HDDとSSDの2種類があります。

HDDは安価で大容量ですが、SSDのほうが圧倒的に高速なので、起動やデータ読み込みの速度を重視するならSSDを選ぶのがおすすめです。

電源ユニット
電源ユニット

電源ユニット は、PC全体に電力を供給する役割を果たします。

消費電力が大きいパーツを使用する場合は、それに見合った出力の電源を選ぶ必要があります。

特に、ハイエンドのグラフィックボードを搭載する場合は、750W以上の電源が推奨されることが多いです。

グラフィックボード(GPU)
グラフィックボード(GPU)

グラフィック処理を重視するなら、グラフィックボード(GPU) も必須となります。

ゲームや動画編集、3Dモデリングなどを行う場合は、NVIDIAやAMDの高性能なGPUを選ぶことで、快適な作業環境を構築できます。

逆に、オフィス作業やネット閲覧程度なら、CPU内蔵のグラフィック機能(iGPU)でも十分な場合があります。

CPUファン
CPUファン

CPUが安定的に動作するためにはCPUの温度を調整するためのCPUファンも大事です。

水冷式、簡易水冷、空冷式などがあり、近年では簡易水冷式のCPUクーラーが人気です。

空冷の場合、冷却性能を高めるために大き目のサイズになる場合もあるため、ケースやメモリなどのパーツと干渉しないよう注意が必要です。

PCケース
PCケース

そして、PCケース は、パーツを収納するための筐体ですが、ケースのサイズによって搭載できるマザーボードの種類が変わるため、サイズの確認も必要です。

このように、PCを構成するパーツにはそれぞれ重要な役割があり、どのパーツも慎重に選ぶ必要があります。自分の用途に合わせて最適な組み合わせを考えることが、自作PCの成功の鍵となるでしょう。

自作PCを作るのに必要な予算は?コストを抑える方法

自作PCを作るのに必要な予算は?コストを抑える方法
PCとガジェットのある生活・イメージ

自作PCにかかる費用は、選ぶパーツや目的によって大きく変わります。最低限の構成で組む場合は5万円程度から可能ですが、ゲーミングPCやクリエイター向けのPCになると10万円以上かかることが一般的です。しかし、工夫次第でコストを抑えることも可能です。

コストを抑える極意【その1】
「中古品や型落ちモデルを活用する」です。

まず、パーツ選びの際に 中古品や型落ちモデルを活用する ことで、大幅にコストを削減できます。

特に、CPUやグラフィックボードは最新モデルが発売されると旧モデルの価格が下がる傾向にあるため、少し前の世代の製品を狙うのがおすすめです。

中古パーツを購入する場合は、信頼できるショップを選ぶことが重要です。

コストを抑える極意【その2】
「必要のない機能を削る」です。

次に、必要のない機能を削る ことも有効です。

例えば、オフィス用途なら高性能なグラフィックボードは不要ですし、ゲーミング用途でも4K解像度でのプレイを想定しないなら、ミドルクラスのGPUで十分な場合が多いです。

また、光学ドライブやRGBライティングなど、見た目の要素にこだわりすぎるとコストがかさむため、実用性を優先することが節約につながります。

コストを抑える極意【その3】
「セールやキャンペーンを利用する」です。

さらに、セールやキャンペーンを利用する のも効果的です。

PCパーツは定期的に値引きセールが行われることが多く、特にブラックフライデーや年末年始のセール時期には大幅に価格が下がることがあります。

パーツの購入時期を調整することで、より安く必要なものを揃えられるでしょう。

コストを抑える極意【その4】
「BTOパソコンとの価格比較を行う」です。

最後に、BTOパソコンとの価格比較を行う ことも忘れてはいけません。

BTOパソコンは自作PCよりも安くなることがあるため、すべてのパーツを個別に購入するよりもお得な場合があります。
特に、OS込みの価格で比較すると、自作よりもコスパが良いケースもあります。

このように、自作PCの予算は工夫次第で大きく変わります。パーツの選び方や購入タイミングを意識することで、コストを抑えながら理想のPCを組み立てることが可能になります。

自作PCは何年くらい使える?寿命と耐久性

自作PCは何年くらい使える?寿命と耐久性
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自作PCの寿命は使用状況やパーツの品質によって変わりますが、一般的に 5年~10年程度 は問題なく使えることが多いです。メーカー製PCと比較して、自作PCはパーツごとの交換が可能なため、適切なメンテナンスを行えばさらに長期間運用することも可能です。

PC寿命にかかわる要因
  • CPUの性能
  • ストレージ(HDD・SSD)の寿命
  • 電源ユニットの寿命
  • 適切な冷却とメンテナンス など…

まず、PCの寿命を左右する大きな要因として CPUの性能 があります。

CPU自体は長持ちしますが、技術の進化によって最新ソフトやゲームに対応しづらくなることがあります。

例えば、5年以上前のCPUでもオフィスワークやネット閲覧には十分な性能を持っていますが、最新の3Dゲームや動画編集などの負荷の高い作業には対応しきれない場合があります。このようなケースでは、CPUの性能不足がPCの寿命を縮める要因となります。

次に、 ストレージ(HDD・SSD)の寿命 も重要なポイントです。

HDD(ハードディスク)は物理的な回転部品を持つため、長期間使用すると劣化しやすく、一般的に 3~5年程度 で交換が必要になることが多いです。

一方、SSD(ソリッドステートドライブ)はHDDよりも耐久性が高いものの、書き込み回数に制限があるため、使用状況によっては 5~7年程度 で交換が必要になることがあります。

定期的なバックアップを行い、データ消失を防ぐことが大切です。

また、電源ユニットの寿命 も見逃せません。

電源ユニットはPCの安定動作に直結する重要なパーツで、長期間使用すると劣化して電圧が不安定になることがあります。

安価な電源は3~5年程度で不調をきたすことが多いですが、高品質な電源を選べば 7年以上 使い続けられることもあります。

定期的な点検や、異常が見られた際の早めの交換が推奨されます。

さらに、PCの寿命を延ばすためには 適切な冷却とメンテナンス も重要です。

ホコリが溜まると冷却性能が低下し、パーツの温度が上昇することで寿命が短くなります。特に夏場は温度管理が重要になり、定期的にPCケース内部の掃除を行うことで、パーツの劣化を防ぐことができます。

このように、自作PCの寿命は パーツごとの耐久性メンテナンスの有無 によって大きく変わります。定期的な掃除やパーツのアップグレードを行えば、10年以上使い続けることも可能です。一方で、最新技術への対応や快適な使用感を維持したい場合は 5~7年程度 を目安に買い替えを検討するとよいでしょう。

自作PCの問題点は何?デメリットも確認

自作PCの問題点は何?デメリットも確認
PCとガジェットのある生活・イメージ

自作PCには多くのメリットがありますが、いくつかの問題点やデメリットも存在します。初心者が自作PCを組み立てる前に、どのような課題があるのかを理解しておくことが重要です。

いくつかの問題点やデメリット
  • 組み立ての難易度
  • 初期設定やトラブル対応が自己責任になる
  • 保証やサポートが受けづらい
  • コスト面の問題
  • 組み立て後のメンテナンスが必要
組み立ての難易度

まず、 組み立ての難易度 が挙げられます。

自作PCはパーツを個別に購入して組み立てるため、ある程度の知識が必要です。

CPUの取り付け、電源の配線、冷却ファンの設置など、慎重に作業しなければならない工程が多く、誤った組み立てをするとパーツの故障につながることもあります。

特に初心者の場合、パーツの相性問題(例えば、マザーボードとメモリの互換性)に直面することがあり、事前のリサーチが不可欠です。

初期設定やトラブル対応が自己責任になる

次に、 初期設定やトラブル対応が自己責任になる ことも大きなデメリットです。

メーカー製PCやBTOパソコンなら、購入後すぐに使用できますが、自作PCはOSのインストールやドライバの設定を自分で行う必要があります。

また、組み立て後にPCが起動しない、ブルースクリーンが発生するなどのトラブルが起きた場合、サポートを受けることができないため、自力で問題を解決しなければなりません。トラブルシューティングのスキルがないと、修理に時間がかかることもあります。

保証やサポートが受けづらい

また、 保証やサポートが受けづらい という点も注意が必要です。

メーカー製PCは保証期間内であれば修理や交換が可能ですが、自作PCの場合、個々のパーツごとに保証が異なります。

例えば、マザーボードが故障した場合は、メーカーの保証を受けることになりますが、保証期間を過ぎていると自己負担での交換が必要になります。さらに、パーツの初期不良に気づかずに他のパーツを破損させてしまった場合、その被害は自己責任となることが多いです。

コスト面の問題

加えて、コスト面の問題 も考慮する必要があります。
一般的に、自作PCはコストを抑えられるとされていますが、これは パーツ選びを慎重に行った場合 に限ります。

初心者が無計画にパーツを購入すると、意外と高額になることもあります。

特に、ケースや電源、CPUクーラーなどの周辺パーツを含めると、BTOパソコンのほうが割安になる場合もあります。

また、OS(Windowsなど)は別途購入が必要であるため、その費用も考慮する必要があります。

組み立て後のメンテナンスが必要

最後に、組み立て後のメンテナンスが必要 という点も挙げられます。

メーカー製PCは冷却設計が最適化されていることが多いですが、自作PCでは自分で冷却環境を整える必要があります。

特に、ホコリが溜まりやすい環境では、定期的な掃除をしないと熱暴走を引き起こす可能性があります。

ファンの交換や熱対策を怠ると、パーツの寿命が短くなり、余計なコストがかかることもあります。

このように、自作PCには 自由度の高さコストパフォーマンスの良さ というメリットがある一方で、知識や経験が求められる点、保証の問題、メンテナンスの手間 などのデメリットもあります。初心者が自作PCを検討する場合は、まず基本的な知識を学び、トラブル対応の方法を理解してから組み立てに挑戦することが大切です。

自作パソコンが安い!パーツ選びと購入方法

自作パソコンが安い!パーツ選びと購入方法
PCとガジェットのある生活・イメージ
  • BTOと自作の違いを比較!どちらが本当にお得?
  • 自作PCの予算別スペック目安!コスパ重視の選び方
  • ゲーミング自作PC!安く高性能なPCを作るには?
  • 自作PCはやめとけ!と言われる理由・初心者が注意すべきポイント
  • パーツはどこで買う?おすすめの購入先

BTOと自作の違いを比較!どちらが本当にお得?

BTOと自作の違いを比較!どちらが本当にお得?
PCとガジェットのある生活・イメージ

BTO(Build To Order)と自作PCは、それぞれメリット・デメリットがあり、どちらが本当にお得かは用途や予算によって異なります。ここでは、それぞれの特徴を比較しながら、最適な選択肢を見つけるポイントを解説します。

BTOパソコンのメリット

まず、BTOパソコンのメリット ですが、最大の魅力は 手軽さ です。

BTOメーカーがパーツを組み立て、OSのインストールや動作確認を行ってくれるため、購入後すぐに使えるのが大きな利点です。

また、BTOメーカーは大量仕入れによるコスト削減を行っているため、同じ構成の自作PCと比べて コストが抑えられる 場合があります。

さらに、BTOなら メーカー保証 がつくため、万が一のトラブル時もサポートを受けられます。

BTOパソコンのデメリット

一方で、BTOのデメリットとしては カスタマイズの自由度が低い 点が挙げられます。

メーカーが用意した構成の中から選ぶ形になるため、特定のパーツだけを高性能なものにしたい場合や、将来的にアップグレードしたい場合に制約が出ることがあります。

また、コスト削減のために電源ユニットやマザーボードのグレードが低い場合があり、長期的な使用を考えるとパーツ選びの自由度が低いことがデメリットになり得ます。

組み立て工賃や、保証料などを考慮すると自作でパソコンを組み立てたほうが割安になることもあります。

スクロールできます
BTOパソコン自作パソコン
特徴BTOショップで既に組み立てられたPC
注文の際にパーツやスペックが自分で選べる
保証サービスが充実している
自分で各パーツを購入し一から組み立てるPC
カスタマイズの選択肢が豊富
保証サービスが無い
メリット完成された状態で届くので組み立ての手間が不要
すぐに使用できる
メーカー保証があり安心
初心者でも扱いやすい
コストパフォーマンスが高い
パーツ選びの自由度が高い
必要な機能だけを搭載できる
将来的なアップグレードが容易
デメリット同じスペックなら自作より割高になることも
カスタマイズの自由度が低い
パーツの品質が不明なことがある
不要なソフトがプリインストールされている場合がある
購入してから届くまでに時間がかかる
組み立てや設定の知識が必要
パーツの相性問題が発生することがある
トラブル時のサポートが受けづらい
初期不良や故障時の対応が個別に必要

自作PCの予算別スペック目安!コスパ重視の選び方

自作PCの予算別スペック目安!コスパ重視の選び方
PCとガジェットのある生活・イメージ

自作PCを組む際に気になるのが、予算ごとにどの程度のスペックが確保できるのかという点です。ここでは、予算別のスペック目安 を紹介し、コストパフォーマンスを最大限に高めるための選び方を解説します。

5万円~10万円:エントリーモデル(基本的な作業向け)

この価格帯では、ネット閲覧やOfficeソフトを使った作業、動画視聴などの 軽作業向けPC を組むことができます。

CPUはIntel Core i3 または AMD Ryzen 3 が狙い目で、内蔵グラフィックスを活用すれば、グラフィックボードなしでも問題なく動作します。

メモリは 16GB、ストレージは SSD 500GB 程度を確保すると快適です。

10万円~15万円:ミドルレンジモデル(ゲーミング・クリエイティブ作業向け)

この価格帯では、中程度のゲーミングPC や動画編集などのクリエイティブ作業に適したPCを組むことができます。

CPUはIntel Core i5 または AMD Ryzen 5 を選択し、グラフィックボードには RTX 4060 または Radeon RX 7600 を搭載すると、フルHDゲーミングも快適に楽しめます。

メモリは 16GB~32GB に増設し、ストレージも 1TB SSD を確保すると安心です。

15万円~20万円:ハイエンドモデル(4Kゲーミング・プロ向け)

この予算なら、高性能なゲーミングPCや動画編集PC を構築できます。

CPUはIntel Core i7 または AMD Ryzen 7、GPUは RTX 4070 以上 を搭載し、高解像度のゲーミングやクリエイティブ作業も快適に行えます。

メモリは 32GB 以上、ストレージは NVMe SSD 2TB を推奨します。

ゲーミング自作PC!安く高性能なPCを作るには?

ゲーミング自作PC!安く高性能なPCを作るには?
PCとガジェットのある生活・イメージ

ゲーミングPCを自作する際、できるだけコストを抑えつつ高性能を確保するには パーツ選びの工夫 が必要です。ここでは、コスパ重視でゲーミングPCを作るためのポイントを紹介します。

1. グラフィックボードを最優先に

ゲーミングPCでは、GPU(グラフィックボード)が最も重要 です。

予算を決めたら、まずGPUの選定から始めましょう。

例えば、RTX 4060 や Radeon RX 7600 ならフルHDゲーミングに十分な性能があり、価格も抑えられます。一方、4Kゲーミングを目指すなら、RTX 4070以上 のモデルを選ぶと快適です。

2. CPUはバランスよく選ぶ

CPUは Intel Core i5 または Ryzen 5 がコスパが良く、多くのゲームで十分な性能を発揮します。

高性能な Core i7 や Ryzen 7 を選ぶと動画編集などの用途にも向きますが、ゲーム目的ならミドルレンジのCPUでも十分です。

※ただし、各世代によってスペックが大幅に異なりますので注意が必要です。

3. メモリとストレージは十分に確保

ゲーミングPCでは、メモリは 最低16GB、可能なら32GB を搭載すると安定します。

また、NVMe SSD(1TB以上) を選ぶとゲームのロード時間が大幅に短縮されます。

4. 電源と冷却を適切に選ぶ

高性能なPCほど電力消費が増えるため、650W以上の80PLUS認証電源 を選ぶのが理想です。

また、エアフローの良いケースを選び、冷却対策をしっかり行うことで安定した動作が可能になります。

このように、適切なパーツ選びを行うことで、コストを抑えながら高性能なゲーミングPCを作ることができます。

自作PCはやめとけ!と言われる理由・初心者が注意すべきポイント

自作PCはやめとけ!と言われる理由・初心者が注意すべきポイント
PCとガジェットのある生活・イメージ

自作PCは自由度が高く、自分の好みに合わせたカスタマイズができる一方で、「やめとけ」と言われることもあります。その理由として、初心者が陥りやすい問題や注意すべきポイント がいくつか存在します。ここでは、自作PCを始める前に知っておくべきリスクや対策を解説します。

注意ポイント【その1】
「パーツの相性問題に悩まされる」です。

自作PCでは、CPU、マザーボード、メモリ、電源など、個々のパーツを自分で選び組み立てる必要があります。

しかし、パーツ同士には 相性 があり、組み合わせを誤ると正常に動作しないことがあります。

特に、メモリとマザーボードの相性問題は初心者がよく直面するトラブルのひとつです。

このような問題を防ぐためには、マザーボードの公式サイトで対応パーツを確認する、またはパーツ選びの際に慎重に調査することが重要です。


注意ポイント【その2】
「組み立てミスによるトラブル」です。

自作PCの最大の壁は、やはり 組み立て作業 です。

パーツの取り付けミス、ケーブルの接続間違い、CPUクーラーの取り付け不良など、初心者には意外と難しいポイントが多くあります。

たとえば、CPUにグリスを塗る量が適切でないと、冷却がうまく機能せず発熱の問題が起こる こともあります。

また、ケースのサイズや電源の容量を適切に選ばなければ、パーツが収まらない、または電力不足で動作しないという事態になることもあります。

こうした問題を避けるためには、事前に組み立て手順を学び、動画やマニュアルを確認しながら慎重に作業すること が重要です。

注意ポイント【その3】
「初期不良や故障の対応が自己責任」なことです。

BTOパソコンであれば、万が一の不具合が発生した際にメーカーが保証してくれます。

しかし、自作PCの場合、初期不良や動作不具合が発生した際はすべて自己対応 となります。

たとえば、パーツが故障していた場合、メーカーごとに保証を依頼する必要があり、修理対応に時間がかかることもあります。

また、不具合の原因が特定しにくい場合、自分でトラブルシューティングを行う知識が求められます。

こうしたリスクを回避するためには、パーツ購入時に保証がしっかりしている店舗を選ぶこと や、トラブル発生時にすぐに相談できるコミュニティを活用するのが有効です。

注意ポイント【その4】
「コストが必ずしも安くならない」ことです。

「自作PCは安く作れる」と言われることが多いですが、実際には BTOパソコンのほうが安く済む場合もあります

BTOメーカーは大量購入によってパーツのコストを抑えているため、特定の構成では自作より安価になることがあります。

さらに、自作PCでは OSのライセンス費用 も別途かかるため、総額で考えるとBTOの方がコスパが良いケースもあります。

このため、「安さだけを理由に自作を選ぶ」のは危険であり、しっかりとコスト計算をした上で判断することが大切です。

注意ポイント【その5】
「組み立て後のサポートが受けられない」ことです。

BTOパソコンであれば、購入後にトラブルが発生した際にメーカーがサポートしてくれます。

しかし、自作PCでは組み立て後のサポートは基本的になく、すべて自分で解決しなければなりません

特に、BIOS設定やドライバのインストール、OSのセットアップなどは初心者にとって難しく感じることも多いです。

このため、自作PCを検討する場合は、ある程度のPC知識が必要であることを理解した上で取り組むこと が重要です。

パーツはどこで買う?おすすめの購入先

自作パソコンのパーツはどこで買う?おすすめの購入先
PCとガジェットのある生活・イメージ

自作PCを組むためには、信頼できる購入先を選ぶことが重要 です。パーツはさまざまな店舗やオンラインショップで販売されていますが、それぞれに特徴があります。ここでは、パーツを購入する際のポイントと、おすすめの購入先 を紹介します。

1. 実店舗で購入するメリット・おすすめの店舗

PCパーツを実店舗で購入する最大のメリットは、実物を確認しながら選べること です。特に、初めて自作PCを組む場合は、店舗のスタッフに相談しながらパーツを選べるため、相性問題や組み合わせミスを防ぐことができます。また、実店舗なら初期不良の対応がスムーズで、返品・交換もしやすいという利点があります。

おすすめの実店舗としては、以下のような専門店が挙げられます。

おすすめの実店舗
  • ドスパラ(全国に展開するPC専門店。ゲーミングPC向けパーツも豊富)
  • ツクモ(PCパーツの品揃えが充実しており、店舗スタッフの知識も豊富)
  • パソコン工房(BTOパソコン販売も行っており、初心者にも親切なサポートあり)

2. オンラインショップで購入するメリット・おすすめのサイト

オンラインショップでの購入は、価格が比較的安く、種類が豊富 であることが大きな魅力です。特に、最新のパーツを探す場合や、他の店舗と価格を比較しながら購入したい場合に便利です。ただし、初期不良の対応や保証内容を事前に確認することが重要 です。

おすすめのオンラインショップは以下の通りです。

おすすめのオンラインショップ

3. 海外通販を活用する方法

PCパーツは海外通販でも購入できます。特にAliExpressNewegg などでは、日本では販売されていないパーツや、割安な価格で手に入ることがあります。ただし、送料や関税がかかること、保証が受けにくいこと を考慮する必要があります。

4. 購入時の注意点

どこで購入する場合でも、互換性のチェック、保証の確認、信頼できる販売元かどうかを慎重に確認すること が重要です。また、タイミングによってはセールやクーポンが適用されることもあるため、購入前に価格の推移をチェックするとよりお得にパーツを揃えられます。

自作パソコンは安い?コストを抑えて組むポイント

この記事のポイントをまとめます。

  • 自作PCは目的に応じたパーツ選びができ、無駄なコストを削減できる
  • メーカー製PCより拡張性が高く、長く使い続けやすい
  • パーツ交換が容易で、必要な部分だけアップグレードできる
  • CPUやメモリ、ストレージなど最低限のパーツ構成を理解することが重要
  • 予算次第でエントリーモデルからハイエンドモデルまで自由に選べる
  • 型落ちパーツや中古品を活用することでコストを抑えられる
  • BTOパソコンと比較して、パーツごとの価格を検討することが大切
  • 自作PCは5~10年程度使えるが、メンテナンス次第で寿命が変わる
  • 初心者はパーツの相性や組み立てミスに注意が必要
  • OSや周辺機器のコストも考慮し、総額を計算することが大切
  • ゲーミングPCを自作するなら、グラフィックボード選びが最重要
  • メーカー保証が受けにくいため、信頼できるショップで購入するのが安心
  • 実店舗では店員のアドバイスが受けられ、相性問題を避けやすい
  • オンラインショップでは価格が安く、セール時期を狙うとお得
  • PC知識があると、トラブル時の対応やメンテナンスが容易になる
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