ゲーミングPCを10万円で買う！おすすめ構成と選定ポイント

2025年6月1日

ゲーミングPCを10万円以下で本当に満足できるスペックが得られるのか、あるいは15万円以上のゲーミングパソコンとの違いに悩む人も多いはずです。

今ゲーミングPCを買うならスペックの選び方が非常に重要になります。GPUやCPUの選定はもちろん、ゲーミングpcを自作で作ろうという方も予算をどう配分するかも悩みどころです。また、購入時に必要なものや、どんな構成なら後悔せずに長く使えるかも押さえておきたいポイントです。

この記事では、ゲーミングPCに必要なもののチェックリストや、実際の使用時にかかるゲーミングPCの電気代は1ヶ月でいくらなのかといったコスト面にも触れながら、ゲーミングPCの寿命、何年で買い換えるべきかについても解説します。さらに、ゲーミングPCの10万円台モデルについても取り上げ、初心者でも安心して選べるように詳しく紹介していきます。

10万円という限られた予算でも、知識を持って選べば十分満足できるゲーミングPCは手に入ります。この記事を参考に、後悔のない1台を見つけてください。

記事のポイント

10万円で購入できるゲーミングPCの性能と構成
購入時に重視すべきパーツやスペックの選び方
電気代や寿命など購入後の維持に関する情報
周辺機器や冷却対策など快適な環境の整え方

ゲーミングPCを10万円で手に入れるおすすめの選び方

今ゲーミングPCを買うならスペックはここを見る
ゲーミングPCの電気代は1ヶ月でどれくらい？
ゲーミングPCに必要なものをチェックしよう
後悔しないための注意点
初めてでも安心なゲーミングPC 10万構成の選び方

今ゲーミングPCを買うならスペックはここを見る

今ゲーミングPCを選ぶ際に最も重視すべきは、プレイするゲームの要求スペックと今後数年間の使用を見据えた性能バランスです。無駄に高スペックなパーツを揃えてもコストがかさみますし、逆に性能が足りなければ快適なプレイは望めません。

まず注目すべきは「GPU（グラフィックボード）」です。これはゲームの描画処理を担う心臓部とも言えるパーツで、人気ゲームタイトルのほとんどはこの性能によって快適性が大きく左右されます。例えば『Apex Legends』や『フォートナイト』などの競技系タイトルであれば、NVIDIAのGTX1660 SUPER以上、可能であればRTX4060程度を目安にするとよいでしょう。

次に重要なのが「CPU（プロセッサ）」です。ゲーム以外にも動画編集や配信などを予定している場合、マルチスレッド性能の高いCPUが適しています。IntelであればCore i5の13世代、AMDであればRyzen 5 5600以上を目安にするとコストパフォーマンスが高いです。

「メモリ（RAM）」は最低でも16GBをおすすめします。8GBではゲーム中の動作が不安定になるケースもありますし、今後のアップデートやマルチタスク運用を考えると余裕を持った容量が安心です。

そして「ストレージ」はSSD一択です。特にNVMe SSDであればゲームの起動や読み込み速度が大幅に向上します。500GB以上あれば主要タイトル数本を余裕でインストールできます。

このように、今ゲーミングPCを購入するなら、GPU・CPU・メモリ・SSDの4点を基準に構成を考えると、予算10万円前後でもバランスの良い1台に仕上がります。性能に対する理解を深めることで、無駄な出費やスペック不足による後悔を防げるでしょう。

ゲーミングPCの電気代は1ヶ月でどれくらい？

ゲーミングPCは高性能な分、電気代が気になる方も多いと思います。実際、家庭用PCよりも消費電力が高くなる傾向があり、使い方によっては月々の電気代に大きく影響します。

ここでは、標準的なゲーミングPCを想定して試算してみましょう。例えば、RTX3060クラスのGPUとRyzen 5やCore i5のCPUを搭載した構成では、ゲームプレイ中の消費電力はおおよそ300W前後になります。これを1日3時間プレイ、月30日稼働したと仮定すると、

300W × 3時間 × 30日 = 27,000Wh（27kWh）

となります。これに家庭向け電力単価（約31円/kWh）を掛けると、月約837円の電気代がかかる計算になります。

ただし、これはあくまでゲーム中の使用を想定した数値です。インターネット閲覧や動画視聴などの軽作業では、消費電力は100W以下に抑えられることもあります。また、省電力設定を適用することで、待機時や軽作業時の電力消費をさらに抑えることも可能です。

一方で、長時間ゲームをする方や、PCでの動画配信・編集作業を行う方は、電気代が1,000円を超えることもあるため注意が必要です。加えて、PC本体以外にもディスプレイやスピーカー、外付けストレージなどの周辺機器も含めると、さらに電気代は増加します。

このように、ゲーミングPCの電気代は使い方次第で上下しますが、平均的には月500〜1,000円程度を見込んでおくと良いでしょう。意識せずに長時間稼働させていると、年間では1万円以上の電気代になることもあるため、電源管理や省エネ設定を活用するのも一つの手です。

ゲーミングPCに必要なものをチェックしよう

ゲーミングPCを購入する際には、本体だけでなく快適なプレイ環境を整えるためにいくつかの周辺機器も必要です。ここでは、最低限揃えておくべきアイテムと、それぞれの役割について整理しておきます。

モニター

まず必要不可欠なのが「モニター」です。一般的なオフィス用モニターでは応答速度が遅く、画面のちらつきが気になることがあります。ゲーム用としては、リフレッシュレートが60Hz以上、できれば144Hz対応のゲーミングモニターを選ぶと良いでしょう。応答速度1ms以下のものだと、FPSやアクションゲームでの操作遅延を感じにくくなります。

ゲーミングキーボードとゲーミングマウス

次に「ゲーミングキーボード」と「ゲーミングマウス」も重要です。通常のデバイスと違い、ゲーミング用は反応速度が速く、操作性やカスタマイズ性に優れています。特にマウスは、DPI調整やサイドボタンがあるとゲームプレイの幅が広がります。

ヘッドセット

また、ゲーム中の音の聞き取りは勝敗に関わるため、「ヘッドセット」も揃えておきたいアイテムです。マイク付きであればボイスチャットも可能になりますし、ノイズキャンセリング機能があると外部の音を気にせず集中できます。

冷却グッズと電源タップ

さらに、意外と見落としがちなのが「冷却グッズ」と「電源タップ」です。長時間プレイをするとPCの内部温度が上昇するため、USB扇風機や冷却パッドなどがあると安心です。また、PC本体やモニターなどのコンセントが増えるため、雷サージ対応の電源タップを用意しておくと安全性が高まります。

このように、ゲーミングPCを最大限活用するためには、本体以外のアイテムにも目を向ける必要があります。初期投資は増えますが、快適で安全な環境を整えることで、ゲームの楽しさも一層広がるでしょう。

後悔しないための注意点

ゲーミングPCを購入する際に後悔しやすいポイントはいくつかあります。価格や見た目だけで決めてしまうと、思っていたよりスペックが低かったり、使い勝手が悪かったりと、購入後に不満が出ることも少なくありません。特に10万円前後のPCは選択肢が限られてくるため、慎重に確認すべき点が多くなります。

スペック不足

まず、最も多い後悔の声が「スペック不足」です。
店頭や通販で「ゲーミングPC」と表示されていても、すべてのタイトルが快適に動作するわけではありません。GPU（グラフィックボード）が非搭載のモデルや、古い世代のCPUを使った構成も存在します。性能表だけでは判断しづらいため、購入前にはレビューやベンチマークスコアをチェックする習慣をつけましょう。

拡張性

次に注意したいのが、拡張性のなさです。
安価なモデルはケースが小さく、将来的にパーツの交換や増設がしにくい場合があります。最初は満足していても、1〜2年後にメモリを増やしたい、GPUを新しくしたいという場面で対応できないと、結局買い替えることになってしまいます。

冷却性能

また、冷却性能も見落とされがちです。

高性能なPCは発熱も大きく、冷却ファンの設計が甘いと夏場に動作が不安定になることがあります。エアフローの確保されたケースや、大型のファンを搭載したモデルを選ぶことで、このリスクは抑えられます。

ソフト面

ソフト面にも目を向ける必要があります。
OSが入っていなかったり、初期設定が難しかったりすると、初心者には扱いづらいと感じることもあります。特に自作やBTOの場合は、購入時にOSが別売りのこともあるため、合計金額に注意しましょう。

このような点を意識しておくことで、購入後に「思っていたのと違った」と感じる可能性を大きく減らせます。何はともあれ、スペックだけでなく「自分の使い方に本当に合っているか？」という視点を持つことが、後悔しない選び方につながります。

初めてでも安心なゲーミングPC 10万構成の選び方

初めてゲーミングPCを購入する人にとって、「10万円で本当に満足できる性能が得られるのか？」という不安はつきものです。しかし、用途をしっかりと絞り、必要な性能を見極めれば、予算10万円でも十分に満足のいく構成を組むことができます。

ここでは、無駄を省きつつも快適にゲームが楽しめるPC構成の考え方を紹介します。

まず大切なのは、GPUとCPUにどれだけ予算を割けるかです。ゲーミング性能の8割はこの2つにかかっていると言っても過言ではありません。

例えば、NVIDIAのGTX1650やRTX3050などは、比較的価格が抑えられていながら、人気ゲームをフルHDで快適に動かすには十分なパフォーマンスを持っています。

CPUについては、Ryzen 5 5500やIntel Core i5-12400あたりが価格と性能のバランスに優れています。重い作業をしない限り、ミドルクラスのCPUで十分対応可能です。メモリは最低でも16GBを選ぶようにし、8GBでは将来的に動作が不安定になる可能性があります。

ストレージは、NVMe SSDの500GBが理想的です。HDDと違って読み込みが速く、ゲームやOSの起動もストレスなく行えます。必要であれば外付けHDDを追加すれば良いため、内蔵は速度優先で構成する方が賢明です。

ケースや電源に関しては、見た目よりも「熱対策」と「安定性」を重視するべきです。安価な電源ユニットはトラブルの原因になりやすいため、定格出力500W以上で80PLUS認証があるものを選ぶと安心です。ケースはエアフローの良いものを選び、長時間使用しても熱がこもらない構造になっているか確認しましょう。

このように、要点を押さえた構成を心がければ、10万円という限られた予算でも快適なゲーミング環境を整えることができます。あれもこれもと欲張らず、必要な機能を見極めることが、初めてのゲーミングPC選びを成功させるポイントです。

ゲーミングPCを10万円以下で選ぶ際のポイント

自作ゲーミングPCの予算目安と注意点
15万以上のゲーミングと何が違うのか？
ゲーミングPCの寿命は？何年で買い換える？
ゲーミングPCを10万以下で購入する際に失敗しないコツ

自作ゲーミングPCの予算目安と注意点

ゲーミングPCを自作する最大のメリットは、必要なスペックだけを選んで無駄のない構成が組める点です。ただし、初めて自作に挑戦する方にとっては、予算配分やパーツの選定に戸惑うことも多く、注意すべき点がいくつかあります。

まず、10万円前後で自作PCを組む場合、コストのかけ方に優先順位をつけることが重要です。一般的な構成では、グラフィックボードに4万円前後、CPUに2万円前後、メモリやストレージ、電源などで残りの予算を割り振る形になります。

例えば、GTX1660 SUPERやRTX3050あたりのグラボを選び、Ryzen 5 5500やIntel Core i5-12400のようなミドルクラスのCPUを組み合わせれば、バランスの良い構成が可能です。

ただし、実際に10万円で収めるには工夫が必要です。

ケースや電源、OS（Windowsライセンス）といった周辺部分に予想以上の費用がかかる場合があります。中古パーツを活用する、あるいはLinux環境で始めてみるといった柔軟な対応も選択肢に入れておくとよいでしょう。

ここで特に注意したいのは「相性」と「組み立てミス」です。

パーツ同士の相性によっては、起動しない・認識されないといったトラブルが起きる可能性があります。また、静電気対策をせずに組み立てるとパーツを壊してしまうリスクもあるため、慎重な作業が求められます。

さらに、初めての方が忘れがちなのが「サポートのなさ」です。

完成品PCやBTOモデルとは違い、自作PCには基本的に動作保証や初期不良時の一括対応がありません。問題が起きた際は自分で原因を切り分けて対応する必要があるため、最低限の知識と調べる習慣は不可欠です。

こうした点を踏まえると、自作はコストを抑えつつもスペックにこだわりたい人には最適ですが、初心者にとってはリスクも伴います。よく調べ、信頼できる情報源を活用しながら進めることで、満足のいく自作PCが完成するでしょう。

15万以上のゲーミングと何が違うのか？

ゲーミングPCの価格帯には幅がありますが、10万円と15万円以上では、性能・快適性・将来性のすべてにおいて明確な違いが見られます。ただ単に価格が高いから良い、というわけではありませんが、実際に比較してみると納得できる点は多くあります。

まず、最も大きな違いが出るのはGPUです。10万円クラスではGTX1650やRTX3050といったエントリーモデルが主流ですが、15万円を超えるとRTX4060や4060Ti、場合によっては4070に手が届く構成も選べるようになります。これにより、フルHDだけでなくWQHDや4Kでのゲームプレイも視野に入ってくるため、より滑らかで高画質な環境が実現できます。

次に、CPUやメモリのスペックにも差が出ます。15万円以上のモデルでは、マルチタスクに強い上位のCore i7やRyzen 7が搭載されることが多く、動画編集やライブ配信などの重い作業も安定してこなせます。メモリも標準で32GB搭載されていることがあり、今後数年にわたっても不足を感じにくい構成が可能です。

さらに、冷却性能や静音性、ビルド品質も価格に比例します。上位モデルでは冷却システムが強化されており、長時間のゲームプレイでもパーツ温度が安定しやすく、PCの寿命にも好影響を与えます。ケースの質感やケーブル配線の整った美しい構成も、所有欲を満たしてくれる要素です。

一方で、注意したいのは「予算オーバーによるスペック過多」です。やりたいゲームが軽いタイトル中心であれば、15万円以上のスペックはオーバースペックになる可能性があります。また、高価格帯になるほど拡張性や将来性が高くなる半面、無駄な出費にならないよう、使用目的を明確にしておくことが大切です。

このように、15万円以上のゲーミングPCは性能・品質ともにワンランク上の満足度を提供してくれます。ただし、その分求められる用途とバランスを考える必要もあるため、購入前にしっかりと目的を整理しておくことが後悔を防ぐポイントです。

ゲーミングPCの寿命は？何年で買い換える？

ゲーミングPCの寿命は、使用状況や構成によって異なりますが、おおよそ3〜5年程度が一般的とされています。これは物理的な故障を指すのではなく、「スペック的に時代に合わなくなるまでの期間」という意味での寿命です。

ゲームの進化スピードは速く、3年も経つと要求されるスペックも大きく変わってきます。購入当初は快適に動作していたゲームも、アップデートや新作タイトルの登場により、動作が重くなっていくケースは珍しくありません。特に、グラフィックボードの性能が足りなくなってきたと感じる場面が多くなれば、買い替えを検討するサインといえます。

一方で、丁寧にメンテナンスを行い、軽めのゲーム中心で使用する場合は、5年以上使用できることもあります。埃の除去や冷却対策を行い、必要に応じてメモリやストレージの増設をすれば、ある程度の性能維持は可能です。

ここで注意しておきたいのが、OSやソフトウェアのサポート終了です。WindowsなどのOSが古くなると、セキュリティリスクが高まるため、ハードウェアだけでなくソフト面からの寿命も意識する必要があります。

また、PCパーツの劣化も考慮しておきましょう。電源ユニットやHDDは、使い続けるうちに性能が低下したり、突然の故障を起こすリスクがあります。特にHDDは3〜4年で故障することもあるため、定期的なバックアップが重要です。

このように、ゲーミングPCの寿命は平均3〜5年と見ておき、その間にスペック不足や故障リスクを感じたら、早めのアップグレードや買い替えを検討するのが理想的です。常に最新を求める必要はありませんが、自分のプレイスタイルに合った性能を維持できることが、快適なゲーム体験を続ける鍵となります。